下着は毎日身につける身近なアイテムである一方、アウターに比べると、購入のタイミングや必要性を意識していただく機会をつくりにくい商材です。ワコールはこの課題に対し、オウンドメディア「WACOAL BODY BOOK」で生活に寄り添う情報を発信し、ブランドとの接点をつくってきました。そのメディアに2024年から毎月、cocoloniの電話占いサービス「ロバミミ」で活躍中のHonoka(ほのか)先生による12星座占いを掲載いただいています。
星座占いを毎月発信するようになった結果、アプリ経由の流入とウェブストアへの送客が大きく伸びたといいます。担当の西島さんに、企画の経緯と成果をうかがいました。
商品との自然な出会いを作りたい
弊社の「WACOAL BODY BOOK」がオープンしたのは2013年4月です。
「WACOAL BODY BOOK」はいざ下着を買おうと売り場に立ったときに、「そういえばワコールを見てみよう」と思い出してもらうために立ち上げたメディアです。ここでは商品紹介にとどまらず、商品を売るための記事ではなく、生活者向けのお役立ち情報を発信してきました。

その後、コロナ禍による外出機会の減少などを背景に、生活者との接点づくりに加えて、ウェブストアへの送客にもつながるコンテンツの必要性が高まっていきました。そこでたどり着いたのが星占いです。
星占いはみなさん自分の星座をご存知で自分ごと化しやすく、ウェブストアへの来訪のきっかけになりやすいコンテンツです。また占いを読む体験の延長線上に、「今月のラッキーカラー」と連動した商品との自然な設定を設計できます。
実は占いは、以前からやってみたかった企画だったんですね。「WACOAL BODY BOOK」でいろんなコンテンツを発信していきたいと思っていて、食や健康、エクササイズはやっているけど、そう言えば占いはやっていないなと。最初は「サイトの内容と合わないのでは」という理由で企画がなかなか通らなかったんですが…笑。
そうした中で以前から温めていた星占い企画が、ウェブストア送客にもつながる施策として改めて候補に上がりました。同じ時期に、私が「WACOAL CARNET」というアプリを運営する部署へ異動することになり、「ボディブックに星占いを載せて、アプリ内にもバナー掲載したら、アプリのアクティブユーザーも増えると思います」と提案したところ、今回の企画が通ったという経緯があります。
cocoloniは具体的な要望にも丁寧に対応してくれた

占いコンテンツの依頼先を検討していた際、当時「WACOAL BODY BOOK」の記事制作のパートナーであった外部のディレクターさんから紹介されたのが、cocoloniさんでした。
占い会社さんに依頼することが初めてで、どのように相談すればよいのかも手探りでした。そこでまず、他社の星占いも参考にしながら「こういうコンテンツにしたい」というアウトプットの具体的なイメージを整理したんです。
・コンテンツ全体の文字量はこれくらいにする
・運勢のカテゴリは「恋愛・対人運」「美容・健康運」にまとめる
・運勢は星1から5で示す
・ラッキーカラーは必ず入れる
その内容をもとに、外部のディレクターさんを通じて「この内容だと、どのくらいの費用感で実現できそうでしょうか」と相談しました。
初めての占いコンテンツ制作で不安もありましたが、cocoloniさんは、こちらの要望に対して丁寧かつスピーディーに対応してくださいました。
占いの先生も候補を2〜3名挙げていただき、ターゲットや運勢カテゴリに合わせた原稿サンプルも確認できたため、読者にどのように届くコンテンツになるのかを、事前に具体的にイメージできたのが大きかったです。品質面でも進行面でも不安なく進められそうだと感じ、今回の取り組みを依頼することにいたしました。
コンテンツ掲載後、アプリ経由での流入が264%、ウェブストア送客363%に
星占いのコンテンツに対するお客様の反応は最初からとてもよく、数字にもはっきり表れました。
特に印象的だったのが、掲載翌月の2024年2月です。「星占い」での検索から、「WACOAL BODY BOOK」への流入が一気に増えました。瞬間風速的なものではありましたが、占いというコンテンツの引きの強さをはっきり感じた出来事でした。
また掲載開始直前の半年(2023年7〜12月)と直近の半年(2025年7〜12月)を比べると、「WACOAL BODY BOOK」全体の訪問回数は約115%に増加しました。アプリ「WACOAL CARNET」からサイトへの流入は約264%、そしてサイトからワコールウェブストアへの送客は約363%にまで伸びています。「占いを楽しむ体験の延長線上で、商品との自然な接点をつくる」という当初の狙いができている結果だと感じています。
もうひとつ大きかったのは、毎月更新される定番コンテンツができたことで、お客様にサイトやアプリを訪れていただく継続的なきっかけをつくれたことです。実際にお願いすることになってから、毎月決まったタイミングで翌月分の原稿をいただけるようになったことも、安定した運営を支えてくれています。
毎月更新される星占いは、お客様がサイトやアプリを訪れる継続的なきっかけになります。「今月の運勢を見に行く」という自然な来訪動機が生まれ、そこから他コンテンツの閲覧や、ラッキーカラーに連動した商品との接点、さらにはウェブストアへの送客にもつながっていく。継続的な接点づくりと回遊促進、送客を同時に担える点で、星占いは当社の狙いにぴたりと合うコンテンツだなと感じています。
占いの活用をオフラインの場にも広げていきたい
今回はサイト上のコンテンツでしたが、展示会やポップアップショップのようなオフラインの場で商品と占いを紐づけて展開したり、実際に占いの先生にお越しいただいて来場者を占ってもらったり、といったさまざまな活用事例があることも知りました。
当社の商品もリアルな場との相性がとても良いので、さまざまな展開が考えられそうです。
タイミングが合えば、社内の販促チームなども巻き込みながら、オンラインにとどまらずオフラインの場でもcocoloniさんのお力を借りていけたらと考えています。



