【事例つき】イベント企画アイデア5選!成功させるコツや企画書の書き方も解説

新商品のプロモーション、顧客との接点強化、ブランド認知の拡大など、企業の集客施策として、イベント企画の重要性は高まっています。しかし、「どのような企画にすれば集客できるのか」「成功するイベントの条件は何か」と悩む担当者も多いでしょう。

参加型の体験設計、SNS拡散を狙ったフォトスポット、特別感を演出するノベルティなど、顧客の心を動かす要素を組み込むと、イベントの集客力は大きく変わります

本記事では、実際に高い集客効果を生んだ事例をもとに、イベント企画のアイデア5選を紹介します。企画を成功に導くコツや具体的な進め方、すぐに使える企画書の書き方まで徹底解説しますので、集客につながるイベント設計に役立ててください。

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イベント企画とは

イベント企画とは、イベントを開催するために必要な発案から当日の運営に至るまでの計画と作業のことです。多くが、ターゲットとなる人を集めて自社商品やサービスを知ってもらい、売上につなげることを目的にしています。

イベントを成功させるためには、目的に沿った企画の深掘りと、綿密な計画の策定がカギとなります。話題性のあるイベントにするためには、参加者の視点に立った企画設計が欠かせません。

イベント企画の種類

イベント企画には、対象者や目的によって種類が異なります。大きく分けると「社内向けイベント」と「社外向けイベント」の2つに分類されます。

種類社内向けイベント社外向けイベント
対象社員や関係者顧客や取引先
目的社員同士のコミュニケーション促進やモチベーション向上、企業理念の浸透自社の認知度向上や販売促進、社会貢献
具体例社員旅行やバーベキュー、表彰式、周年記念行事博覧会・フェスティバル、見本市・展示会、セミナー・講演会、販促イベント、ワークショップ、コンベンションイベント

自社商品の性質やターゲット層、開催目的に応じて、最適な施策を選ぶことが重要です。商品プロモーションなら参加・体験型イベント、遠方の顧客も含めた幅広いリーチを狙うならオンラインイベントが効果的です。

【事例つき】集客につながるイベント企画のアイデア5選

集客につながるイベント企画には、参加者の興味を引きつけるユニークなアイデアが必要です。

効果的な集客イベント企画のアイデアは、以下のとおりです。

企画タイプ特徴期待効果
参加・体験型イベント五感を使った体験記憶に残りやすい
フォトスポットコーナーの設置SNS拡散を促進認知度向上
ノベルティグッズ・お土産つきイベント特別感の提供来場動機の創出
くじ引きやゲームイベントエンターテイメント性滞在時間の延長
オンラインイベント場所を選ばない参加幅広い層へリーチ

ターゲット層のニーズに合わせて実施すると、高い集客効果を発揮します。それぞれの企画について具体的な事例とともに詳しく解説します。

参加・体験型イベント

参加・体験型イベントとは、来場者が「見る」だけでなく「実際に体験する」ことで、記憶に残る時間を提供できるイベント形式です。創業記念イベントや売上促進施策、地域の祭典などのさまざまなシーンに柔軟に対応できます。

参加・体験型イベントの主な特徴は、以下のとおりです。

  • 来場者が物語の主人公として課題を解決したり、手を動かして作品を作ったりと、主体的な関わりができる
  • 体験を通じて得た感動や学びが、長く心に残りやすい
  • 仲間と協力して進める仕組みにより、参加者同士の自然なコミュニケーションが生まれる

具体的には、謎解きや宝探し、ものづくりワークショップ、科学実験、伝統工芸体験、占いなど、幅広いジャンルで展開できます。体験後に作品や記念品が残る企画にすると、イベントの思い出がさらに鮮明になります。

参考事例:東武百貨店 池袋店2025年を占う&頑張るアドバイス鑑定会

東武百貨店 池袋店で開催されたイベント「2025年を占う&頑張るアドバイス鑑定会」では、cocoloniが占い師のべ6名を派遣し、10,000円以上(税込)のお買い上げをされたお客様に対して、10分の占い体験を提供しました。

参加型の楽しい体験が、顧客満足度向上とSNS拡散につながっています。

参考事例:JR東日本「発見!車両センターの仕事をのぞいてみよう!in 鎌倉車両センター」

引用:JR東日本

JR東日本横浜支社は、実際の車両に乗って洗浄見学や運転台操作、検査業務を体験できるイベントを開催しました。有料かつ各回15組限定とすることでプレミアム感を演出し、参加者の満足度を高めています。

普段見られない裏側を公開し、企業への親近感と信頼感を醸成しました。

フォトスポットコーナーの設置

フォトスポットコーナーは、参加者が「思わず撮りたくなる」空間を演出し、SNSでの自然な拡散や来場者満足度の向上につなげるイベント企画です。背景パネルや立体的な装飾を設置し、記念撮影を促すと、イベントの話題化や認知度アップが期待できます。

フォトスポットを効果的に設置するには、以下のポイントを押さえましょう。

  • テーマを明確化し、イベントや商品の世界観が伝わるデザインを設定する
  • 撮影しやすいレイアウトとして、背景のサイズや照明、足元のスペースに配慮する
  • SNS映えする装飾として、バックパネルや等身大パネル、フォトプロップスなどを組み合わせて華やかに演出する

また、設営・撤去が簡単な什器を選ぶと、限られた時間内でもスムーズに対応できます。フォトスポットは企業のブランディングや商品PRにも有効で、来場者の記憶に残りやすいイベント体験を提供します。

参考事例:三井ショッピングパークららぽーと「いいね♡フォトスポット」

参加・体験型イベントでも紹介したららぽーとの「POSITIVE FESTIVAL」では、”ポジティブ”に関した占いコンテンツと連動し、「藤森慎吾さんとポジティブ写真を撮ろう!」をコンセプトに、30種類のポジティブワードがランダムで流れるフォトスポットを用意しました。

来場者が写真を撮影してSNSに投稿した結果、イベントの認知が拡散されました。見た目の華やかさと体験価値を組み合わせ、高い集客効果を実現しています。

参考事例:花と水の京都 楊谷寺「そうだ 京都、行こう。」

京都の楊谷寺では、境内の花手水のオブジェに花占いを設置しました。cocoloniが占いテキストを提供し、美しいビジュアルと占い体験を融合させました。

SNS映えするフォトスポットとして話題を集め、若年層の来訪促進に成功しています。

ノベルティグッズ・お土産つきのイベント

イベント来場者への特典としてノベルティグッズやお土産を用意すると、来場満足度を高め、イベント後もSNSで話題にしてもらえる可能性が広がります

ノベルティグッズは物品に限らず、体験型の特典も効果的です。例えば、グッズ購入者への占い体験プレゼントなど、その場でしか味わえない特別な体験を提供すると、来場者の記憶に残るイベントになります。

また、オリジナルデザインのコースターやカップスリーブをフードやドリンクの購入特典として配布すると、実用性も高く喜ばれます。

物品ノベルティの例は、以下のとおりです。

  • オリジナルコースター
  • カップスリーブ
  • トレーディングカード
  • アクリルキーホルダー
  • シール、ステッカー

複数の絵柄を用意してトレーディング要素を加えると、コンプリートしたい心理を刺激し、リピート来場や購買促進につなげられます。予算や目的に応じて最適なノベルティを選び、イベントの特別感を演出しましょう。

参考事例:JOINUS「占いストリート」

JOINUS(ジョイナス)では、館内でお買い上げをされたお客様へのプレゼントとして、人気占い師による10分占いを実施しました。占い師は延べ22名、cocoloniから日替わりで派遣され、「タロット」「手相」「西洋占星術」「姓名判断」など、さまざまな占術から選択できるようにしました。

購入特典として占い体験を提供することで、買い物へのインセンティブを創出しています。

参考事例:神戸ポートタワー×Dick Bruna TABLEイベント

引用:PR TIMES

神戸ポートタワーでは、ミッフィーをテーマにしたサマーイベントを開催しました。このイベントでは、参加者限定のノベルティグッズが大きな魅力となりました。

入場券の種類ノベルティの内容
限定ノベルティ付入場券神戸ウォーターフロントにちなんだ船やペンギン、カメなどディック・ブルーナのイラストをあしらったオリジナルコースターとポストカードをプレゼント
コラボカフェセット付入場券ミッフィーのイラストが入ったオリジナルプリンボトル(いちごプリン入り)とイベントステッカーを提供

イベントでしか手に入らない特別なノベルティを用意すると、参加者の満足度を高め、SNSでの拡散効果も期待できます。特に、ボトルのような持ち帰り可能なアイテムは、イベント後も記憶に残る工夫として効果的です。

さらに、予約制にすることで、来場者数の管理と特別感の演出を両立させています。

くじ引きやゲームイベント

くじ引きやゲームイベントは、参加者のワクワク感を高め、会場を盛り上げるのに効果的な企画です。簡単に結果がわかる三角くじやスピードくじ、削って楽しむスクラッチくじなど、さまざまな形式があります。

アイテム名特徴
三角くじ・スピードくじめくるだけで簡単、すぐに結果がわかる
スクラッチくじ削る楽しさがあり、季節イベントにも対応
抽選封筒景品や題目を入れてドキドキ感を演出
ひもくじ(千本つり)昔懐かしく、外れなしのくじにも最適
あみだくじ全員参加型で盛り上がる

イベントの規模や目的に応じたくじ引きアイテムを活用しましょう。くじ引きの形式を工夫すると、幅広い年齢層に楽しんでいただけるイベントを実現できます。

参考事例:三井ショッピングパークららぽーと「ビッグおみくじで運試し!全部ポジティブ!オリジナルおみくじ」

三井ショッピングパークららぽーとのイベント「POSITIVE FESTIVAL」では、占いコンテンツに加えて、おみくじやガチャなどのゲーム要素を導入しました。

cocoloniがコンテンツを提供し、全30種類のおみくじカードはヘタウマで人気のイラストレーター「ilaught(イラフト)」とコラボしたオリジナルデザインで制作しました。中には藤森慎吾さんの特別仕様カードも入っており、レアカードを引き当てる楽しみも加わっています。

来場者が気軽に楽しめる仕掛けと、人気イラストレーターとのコラボレーションにより、SNSでの拡散効果も期待できます。運試し要素が加わることで、幅広い層の参加を促し、館内の賑わい創出に成功しました。

参考事例:イオンモール「ガラポン抽選会」

引用:いわき市観光サイト

大手ショッピングモールのイオンでは、定期的に「○○円以上お買い上げでガラポン抽選1回」といったキャンペーンを実施しています。店舗が指定される場合もありますが、当選者には商品券や限定グッズをプレゼントすることで、購買意欲を高め、客単価の向上に成功しています。

玉が出る瞬間のワクワク感が、幅広い年齢層に支持されている理由です。

オンラインイベント

オンラインイベントは、場所や時間の制約を受けずに多くの参加者を集められる集客手法です。地理的制約がなく、会場費や設営費が不要なため、コストも削減できます。

また、アーカイブ配信でリアルタイム参加できない人にも視聴機会を作ることが可能です。

現在では、対面イベントと組み合わせたハイブリッド型の開催も増えています。

参考事例:新宿ミロード「FORTUNE Xmas」

新宿ミロードでは、クリスマスキャンペーンサイトと館内装飾を連動させた占いコンテンツをcocoloniが提供しました。オンラインとオフラインを融合させることで、来店前からイベントへの期待感を高め、実際の来店促進につなげました。

デジタルとリアルの相乗効果で、高い集客効果を実現しています。

以下の記事では、企業・店舗・イベント担当者向けに、集客を加速させる「占い」活用術を紹介しています。あわせて参考にしてください。

企業・店舗・イベント担当者向け、集客を加速させる「占い」活用術

参考事例:足立区オンラインワークショップ

引用:足立ブランド

足立区では、オンラインでのものづくり体験・工場見学会を実施しました。このイベントは、足立区在住の小学生とその保護者を対象とし、区内の認定企業5社が参加する形で開催されました。

ワークショップの内容は、以下のとおりです。

  • カラフルでPOPなカメを作ろう!
  • ダンボールでビー玉迷路を作って遊ぼう!
  • 伝統の技術で木目込コマを作ろう!
  • アクリルでオリジナルの小物入れを作ろう!
  • “カッパ” はっぴーだるまを作ろう!

オンライン形式でも地域企業と連携し、子どもたちに多様なものづくり体験を提供できる事例となっています。参加者は自宅にいながら、職人の技術や地域産業に触れられました。

イベント企画を成功させるコツ

イベント企画を成功させるには、集客から運営までの一貫した戦略が重要です。ポイントは以下のとおりです。

  • ターゲットを明確にする
  • 参加のハードルを下げる
  • イベントならではの価値を明確にする
  • SNSでの拡散を意識したコンテンツ設計にする
  • イベント後の効果測定を実施する

これらを把握し、イベント企画の成功につなげましょう。

ターゲットを明確に絞り込む

イベント企画を成功させるためには、ターゲットを明確に絞り込むことが不可欠です。「幅広い客層に来てほしい」という考えは、かえって誰にも響かないイベントになってしまいます。

ターゲットを絞り込むと、以下のメリットが得られます。

  • イベントのコンセプトや演出、告知方法が明確になる
  • 限られた予算や人員を集中投資でき、競争力が高まる
  • 参加者にとって「自分のためのイベントだ」と感じてもらいやすい
  • SNSでの拡散力が高まる

ターゲットを絞ると、そのターゲット層に刺さるコンテンツ設計ができ、結果的に口コミやSNS拡散を通じて、周辺層にもリーチできる好循環が生まれます。

参加のハードルを下げる

イベント企画を成功させるには、参加のハードルを下げる工夫が重要です。これは、「興味はあるけれど参加しづらい」と感じる人もいるためです。

具体的には、以下のような工夫が考えられます。

  • 準備不要で当日参加だけで楽しめる仕組みにする
  • 見るだけ、聞くだけでもOKという選択肢を用意する
  • 体験型と見学型など、関わり方を選べるようにする

参加に不安を感じる人への対策としては、「誰でも気軽に立ち寄れる雰囲気づくり」や「参加特典の提供」などの施策が有効です。

イベントならではの価値を明確にする

オンラインやデジタル広告が主流の今だからこそ、イベントならではの価値を明確にすることが重要です。イベントの最大の強みは、参加者が「体験として記憶に残る」ことにあります。

具体的には、以下のような価値を意識して企画しましょう。

意識するポイント詳細
五感を使った体験にする製品に触れる、香りを感じる、試食するなど、画像やコピーでは伝えきれない価値を直感的に理解してもらえる
リアルな交流機会を作る企業担当者と直接対話できると、デジタル上のやり取りでは得られない親近感や信頼感を生み出せる
限定感・特別感を演出するその場でしか体験できない限定コンテンツや特典を用意すると、参加する動機を高められる

こうした体験価値を企画段階から明確に定義し、参加者に「このイベントに参加する意味」を感じてもらえる設計を心がけると、認知度向上につながります。

SNSでの拡散を意識したコンテンツ設計にする

イベント企画を成功させるには、SNSでの拡散を前提としたコンテンツ設計が不可欠です。参加者が「シェアしたくなる」「写真を撮りたくなる」仕掛けをイベント内に組み込むと、自然な拡散が生まれ、認知拡大につながります。

具体的には、以下のような設計を行いましょう。

設計のポイント詳細
視覚的なインパクトをもつ要素を配置するフォトスポットや目を引く装飾など、SNS映えする空間を意図的に用意
参加者が発信したくなるテーマを設定する「共感」「驚き」「感動」など、感情が動く体験を提供し、自発的な投稿を促す
ハッシュタグキャンペーンを設計するイベント専用のハッシュタグを用意し、投稿を促す仕組み(プレゼント企画など)を設けると、拡散の流れを作れる
投稿しやすいタイミングを創出するイベント中に「撮影タイム」や「シェア推奨コーナー」を設けるなど、参加者が投稿しやすい環境を整える

イベント自体にSNS拡散の仕掛けを組み込むと、参加者自身が情報発信者となり、イベントの認知が広がっていきます。

UGC活用の成功事例については、以下の記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。

UGC活用の成功事例まとめ|業界別の具体的な施策と成果を紹介

イベント後の効果測定を実施する

イベントは開催して終わりではなく、効果測定を実施して初めて投資の価値が明確になります。測定すべき指標は、イベントの目的に応じて以下のように設定しましょう。

目的測定する主な指標
集客申込み数、参加率、実際の来場者数
エンゲージメント滞在時間、アンケート回答率、体験コンテンツへの参加状況
認知・拡散SNSでの投稿数やハッシュタグ使用数、UGCの量
費用対効果来場者一人あたりのコスト、イベント経由の売上やリピート率
満足度アンケートの満足度スコアや定性的なフィードバック

特に重要なのが、参加者の声を丁寧に拾い上げることです。「どのコンテンツが楽しかったか」「また参加したいか」といった質問を通じて、次回の企画改善に直結するヒントが得られます。

データの収集・分析によりイベントの成功要因や課題が明確になり、継続的な改善サイクルを回せるようになります。

イベント企画の進め方

イベント企画を成功させるには、計画段階から当日の運営、事後のフォローまで、段階的に進めることが重要です。実際のイベント企画の進め方を把握し、スムーズな進行に役立てましょう。

ステップ1. 目的とゴールを明確に設定する

イベント企画の第一歩は、「何のために開催するのか」を明確にすることです。目的が曖昧なまま進めると、企画内容がぶれてしまい、効果測定も困難になります。

具体的には、以下の項目を設定しましょう。

項目具体例
開催目的新商品の認知拡大、既存顧客との関係強化、ブランドイメージの向上など
定量目標来場者数○○名、SNS投稿数○○件、アンケート満足度○○%以上など
定性目標「ブランドへの好感度向上」「参加者の記憶に残る体験の提供」など

例えば、新商品プロモーションが目的なら「来場者500名、商品認知度70%以上、SNS投稿100件以上」といった具体的な数値目標を設定します。

目的とゴールを関係者全員で共有すると、企画の方向性が統一され、判断の軸ができます。

ステップ2. ターゲットとコンセプトを設計する

目的が決まったら、「誰に向けて」「どのような体験を提供するか」を設計します。

ターゲット設定のポイントは、以下のとおりです。

  • 年齢、性別、居住地などの基本属性
  • ライフスタイル、価値観、興味関心
  • イベントに参加する動機や課題

例えば、「都心在住の30代女性、子育て中、週末に家族で楽しめる体験を探している」といった具合です。

コンセプトは、ターゲットのニーズを踏まえ、イベント全体を貫く一貫したテーマを設定します。ターゲットによって、「親子で楽しむ体験型ワークショップ」「SNS映えする非日常空間での商品体験」「限定感のあるプレミアムな試食会」などが挙げられるでしょう。

コンセプトが明確だと、会場装飾、コンテンツ内容、告知文のトーンまで一貫性が生まれ、参加者の記憶に残りやすくなります。

ステップ3. 企画内容と予算・スケジュールを策定する

企画の方向性が定まったら、具体的な実行計画を策定し、予算とスケジュールを明確にしましょう

まず予算策定では、企画内容に必要な費用を細かく洗い出します。会場費、機材費、人件費、広告費など項目ごとに見積もりを取り、全体の予算を算出することが大切です。

予算は細分化すると、後の予実管理がしやすくなります。予算に余裕がない場合は、企画内容の優先順位を見直し、調整することも検討してください。

次にスケジュール策定では、イベント当日から逆算してタイムラインを作成します。各タスクの締め切りと担当者を明確にし、以下のような工程表を作成すると効果的です。

締め切りタスク
イベント3ヶ月前会場・協力会社の確保
イベント2ヶ月前告知・集客活動の開始
イベント1ヶ月前詳細プログラムの確定
イベント2週間前最終確認とリハーサル

予算とスケジュールは密接に関連しているため、両方のバランスを取りながら無理のない計画を立てることが成功へのカギとなります。

ステップ4. 集客・告知活動を実施する

イベントの企画内容が固まったら、ターゲット層に届く告知活動を展開します。イベントの成否は集客にかかっているため、複数のチャネルを組み合わせた戦略的な告知が必要です。

効果的な告知チャネルは、以下のとおりです。

チャネル活用方法
SNS(Instagram、X、Facebook)ビジュアル・リアルタイム情報重視の投稿、ハッシュタグ活用、カウントダウン投稿
自社Webサイト・ブログイベント特設ページの作成、詳細情報の掲載
メールマガジン既存顧客への先行案内、リマインド配信
プレスリリースメディア掲載による認知拡大
ポスター・チラシ会場周辺や関連施設での掲示・配布
Web広告ターゲット層に絞った配信

1ヶ月前にはメインの告知を開始し、SNS・Webサイトで情報を公開しましょう。以降、2週間前にはリマインド投稿、追加情報の発信、1週間前にはカウントダウン投稿、参加特典の強調、前日・当日には最終案内とリアルタイム情報の発信を行います。

告知文では「誰に」「何が」「どのような価値があるか」を明確に伝え、参加への心理的ハードルを下げる工夫をすることが大切です。

ステップ5. 当日運営と事後フォローを徹底する

イベント当日は、計画通りに進行できるよう、運営体制を整えます。また、イベント終了後の事後フォローまで含めて、一連の企画として捉えることが重要です。

当日運営のポイントは、以下のとおりです。

  • 全スタッフが進行を把握できるよう、詳細なタイムテーブルを作成・共有する
  • 受付、案内、コンテンツ運営、写真撮影、トラブル対応など、担当者を明確に配置する
  • SNSでイベントのリアルタイムな様子を投稿し、会場の盛り上がりを伝える
  • アンケートやその場での感想ヒアリングで、生の声を集める
  • 想定されるトラブル(天候、機材故障、来場者の怪我など)への対応フローを事前に準備する

また、イベント終了後は、以下のフォローを迅速に行いましょう。

事後フォロー詳細
お礼の発信(開催後1〜2日以内)・SNSやWebサイトで参加者へのお礼メッセージを投稿
・イベントの写真や動画をシェアし、参加者の投稿をリポスト
効果測定と分析(1週間以内)・来場者数、アンケート結果、SNS投稿数などのデータを集計
・目標達成度を評価し、成功要因と課題を洗い出す
報告書の作成(2週間以内)・社内や関係者向けに、イベントの成果と学びをまとめた報告書を作成
・次回企画への改善提案も含める
参加者へのフォローアップ(必要に応じて)・メールマガジンでイベントレポートを配信
・次回イベントの案内や関連情報を提供
・アンケート回答者への特典送付

事後フォローを丁寧に行うと、参加者との継続的な関係構築やイベント体験の記憶の定着、次回イベントへのリピート参加促進、SNSでの二次拡散などの効果が期待できます。

イベントは当日だけでなく、事後フォローまで含めた一連の流れとして設計すると、投資対効果を最大化できます。

イベント企画書の書き方

イベント企画書は、イベントの全体像を関係者に伝え、承認を得るための重要な資料です。効果的な企画書を作成するために、以下の基本的な構成を押さえましょう。

項目内容
表紙タイトル、提出先、提出日、作成者
目的イベント開催の理由と達成したいゴール
開催概要日時・場所・ターゲット・参加人数などの基本情報
内容イベントのコンセプトと具体的なプログラム
集客プランSNS・広告・チラシなど具体的な宣伝方法
予算会場費・人件費・広告費などの内訳
スケジュール企画から当日までの具体的な行動計画
KPI集客数・商談数など測定可能な数値目標

重要なのは「誰に・何を伝えるか」を明確にし、読み手が理解しやすい構成にすることです。

イベント企画に関してよくある質問

イベント企画を進める際によく寄せられる質問についてお答えします。

イベント企画はどのような流れで進めますか?

イベント企画の基本的な流れは、目的とゴールの設定から始まり、次にターゲットやコンセプトを明確にして具体的な企画内容・予算・スケジュールを策定します。その後、集客・告知活動を実施し、当日の運営と事後フォローまでを一連の流れとして進めていきます。

イベント企画のアイデアは何がありますか?

参加型・体験型イベントやフォトスポットコーナーの設置、ノベルティグッズ・お土産つきのイベント、くじ引きやゲームイベント、オンラインイベントなどが挙げられます。

季節に応じたアイデアも効果的です。春の新生活応援キャンペーン、夏の浴衣キャンペーン、秋のハロウィンイベント、冬のクリスマスイベントなど、季節感を取り入れると参加者の共感を得やすくなります。

ターゲットや目的に合わせてこれらのアイデアを組み合わせると、集客力の高いイベントを実現できるでしょう。

なお、商業施設の集客イベントについては、以下の記事もご覧ください。成功事例を紹介しています。

集客イベント成功事例7選|ターゲット別アイデア集と成功のコツ

まとめ|イベント企画を成功させるには明確な戦略と実行力が不可欠

イベント企画を成功させるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

企画段階で押さえるべきポイント実施段階で重視すべきこと
・ターゲットと目的を明確に設定する
・参加しやすい仕組みづくりを心がける
・SNS拡散を意識したコンテンツ設計にする
・体験型、参加型の要素を取り入れる
・フォトスポットやノベルティグッズなど記憶に残る工夫をする
・オンラインとオフラインを使い分ける

イベント企画は、単なる集客施策ではなく、ブランド体験を提供する重要な機会です。本記事で紹介した事例やコツを参考に、ターゲットに響く魅力的なイベントを企画しましょう。

効果測定を忘れずに実施し、次回の企画に活かすと、さらに質の高いイベント運営が可能になります。

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