
商業施設や百貨店の集客イベント企画は、販促担当者にとって恒常的な課題です。毎シーズン新鮮さを保ちながら、来館・回遊・購買という成果に結びつく施策を立案することは容易ではありません。
そこでおすすめなのが、「占い」を活用した施策です。
一見すると娯楽コンテンツに思える占いですが、実は来店のきっかけと購買行動を自然に促す力をもっています。例えば「今日のラッキーカラーは赤」と言われれば、赤いアイテムを探しに売場へ足を運ぶ。「西の方角が吉」と出れば、館内の西側エリアに立ち寄ってみる。占いは、来館者が自ら動く理由を与えてくれます。
この仮説を裏付けるように、cocoloni(ココロニ)が2026年4~5月に全国1,020名を対象に実施した調査では、占いを見た人の20.9%が「買い物をした」、51.4%が「ラッキーアイテムを取り入れた」と回答しました。占いは”見て終わり”のエンタメではなく、来店動機と購買行動につながるコンテンツになりつつあります。
本記事では、株式会社cocoloniが全国1,020名に実施した調査データをもとに、占いがなぜ商業施設の集客に効くのかを、百貨店・ショッピングモールの実例4選とともに解説します。
cocoloniは、占い業界No.1の実績をもち、GODIVAやパルコをはじめ、延べ500社以上の企業・商業施設で占いコンテンツ・イベント企画を提供しています。「自社の施設でも占いを集客に活かしたい」とお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。
\占いを活用した商業施設の集客企画を、事例つきでまとめました/
cocoloniが全国20〜50代の男女1,020名に実施した「占いに関する意識・行動実態調査(2026年実施/株式会社cocoloni調べ・オンラインアンケート調査 n=1,020)」によると、占いを見た後に起こした行動として「ラッキーアイテムを取り入れた」が51.4%、「買い物をした」が20.9%にのぼりました。

「ラッキーアイテムを取り入れた」と回答した人を年代・性別で見ると、この傾向は30代女性で最も強くあらわれました(62.0%)。20代女性は43.8%、40代女性は59.5%、50代女性は61.6%と、30代以降の女性で高い水準を維持しています。
| 属性 | 比率 |
|---|---|
| 20代女性 | 43.8% |
| 30代女性 | 62.0% |
| 40代女性 | 59.5% |
| 50代女性 | 61.6% |
(2026年実施/株式会社cocoloni調べ・オンラインアンケート調査 n=1,020)
子育て世代やミドル世代の女性客をメイン客層とする施設ほど、この効果は見込みやすいといえます。
さらに、占いをする目的として最も多かったのは「行動のヒントを得るため(48.7%)」でした。「気分転換(42.5%)」や「暇つぶし(37.9%)」を上回っています。

この数字が示すのは、多くの人が占いを”次に何をすべきかの判断材料”として実用的に使っているという事実です。「ラッキーカラーは赤」「西の方角が吉」といった示唆は、そのまま「じゃあ赤いアイテムを買おう」「その売場に行ってみよう」という来店・購買のきっかけになり得ます。
これは、商業施設にとって、占いは回遊と購買を自然に促す装置になるといえます。

占いが商業施設の集客に効く理由は、大きく4つあります。
1つ目は、参加障壁の低さです。例えば、同調査で「よく見る占い」の1位は星座占い(71.9%)でした。

12星座は誰もが自分の属性を知っているシンプルな分類で、誕生日さえわかれば即座に参加できます。このように参加ハードルの低い設計にすると、館内イベントとして展開しても、来館者が構えずに立ち寄れるでしょう。
2つ目は、押しつけ感のない購買誘導です。同調査では占いを「参考程度にする」人が61.9%と最多でした。

強い広告メッセージは警戒されますが、占いは気づきとして受け取られやすく、「占いですすめられた」という文脈が、来館者自身が「選んだ」という納得感を生みやすくなります。
3つ目は、リアルな場ならではの特別感です。占いを見る媒体はWebサイトが62.2%と主流だからこそ、対面の占い体験には希少性があります。

占い師と対面で「今のあなたにはこういう運気が来ています」と語りかけられる体験を設計すると、デジタルでは再現できない来館動機になるでしょう。
4つ目は、デジタル・SNSだからこそ生まれる拡散力です。同じ調査で占いを見る媒体として「SNS」も18.9%を占めています。館内のサイネージや自社SNSで発信すれば、まだ来館していない層にも情報が届き、購入や来館を条件にしないコンテンツはシェアされやすいという特徴もあります。
対面型が「来館者の満足度を高める」施策だとすれば、デジタル・SNS型は「来館のきっかけそのものを広げる」施策といえるでしょう。
cocoloniが実施したアンケート調査結果については、以下の記事で詳しく紹介しています。
実際に、百貨店やショッピングモールで占いを集客に活かした事例を紹介します。予算感や必要なリソースが異なる4パターンを選びました。
※いずれも、cocoloniが占いコンテンツの企画・提供や占い師の派遣などに携わりました。

ジェイアール名古屋タカシマヤでは、新春の福袋に、占い師の対面鑑定と、お客様一人ひとりに合わせて選ばれた開運アイテムを組み合わせた企画を実施しました。用意された数は4つとごく少なかったものの、申込は募集数の160倍という規模に達しました。
モノを詰めるだけの福袋ではなく、”占ってもらえる体験”そのものを商品にしたことで、通常の物販とは違う特別感が生まれ、話題と申込数を大きく押し上げています。調査で「行動のヒント」を占いに求める人が48.7%いたように、来店客は「次にどう動くか」の後押しを求めており、鑑定つき福袋はその欲求にぴたりと応えた形です。
▶ PR TIMES「【名古屋タカシマヤ】なりたい自分に近づく「体験型福袋」や、お得な「暮らし密着福袋」が充実!2026年初商・福袋販売について」

三井アウトレットパーク幕張が取り入れた占い施策「おでかけタイプ診断」は、施設オリジナルの性格診断を用意し、設問に答えると、タイプ別に館内のショップやおすすめの過ごし方が提案される仕組みです。診断結果ページには館内で使えるクーポンも表示され、遊び感覚の診断から実際の買い物へと自然につながっています。
星座占いの認知率が71.9%と高いことからもわかるように、「自分はどのタイプか」を知る体験は誰にとっても入りやすく、通行客を回遊へ引き込む入口として機能します。占い師の派遣が不要で、Web上で完結するため、準備期間を抑えたい施設にも向いているでしょう。

東武百貨店池袋店では、年始の土日2日間、延べ6名の占い師による対面の「アドバイス鑑定会」を実施しました。1万円以上お買い上げのレシートを提示すると、10分間の占いを受けられる仕組みを構築しました。
鑑定の中で、その年の開運アイテムやラッキーカラーも提案し、そのまま売場での購入につなげています。「○円以上の購入で○分の鑑定」というシンプルな閾値設計は、他の施設でも取り入れやすいモデルといえます。

相鉄ジョイナスでは、春のラッキーカラーを6色に分け、色ごとに館内のファッションアイテムやコスメなど計90点を紹介する企画を実施しました。館内のデジタルサイネージと公式Instagramの両方で配信し、それぞれの色がもたらす効果の説明から、館内ショップのおすすめ商品へと自然につなげました。
購入や来館を条件とせず参加できるため、まだ来館していない層にもSNS経由でアプローチできる点が特徴です。占い師の派遣が不要なぶん、比較的低コストで始めやすい施策でもあります。
▶ PR TIMES「春のラッキーカラー6色ごとに、おすすめファッションアイテムをご紹介♪色のチカラで運気アゲ!ジョイナス「be COLORFUL!」」
いずれの事例にも、占いの体験を来店・回遊・購買の流れに組み込むという共通点があります。調査が示した「占いは行動につながる」という傾向を、そのまま館内の仕掛けに落とし込んでいるといえるでしょう。
導入コストや準備期間は施策のタイプによって大きく異なります。以下にまとめましたので、自社の施設規模や予算感に近いものを見つける参考にしてください。
| 施策タイプ | 特徴 | 必要なリソース | 向いている施設 |
|---|---|---|---|
| 対面鑑定型(タカシマヤ/東武百貨店) | 占い師との会話による高い体験価値。話題性・限定性を出しやすい | 占い師の派遣手配、会場スペース | 中〜大規模施設。特別感を演出したいとき |
| デジタル診断型(三井アウトレットパーク幕張) | Web上で完結し、診断結果からクーポンへ送客。来館者データの取得も可能 | 診断コンテンツの制作、占い師の監修依頼、館内・Webへの掲出 | 準備期間を抑えたい施設。送客導線を作りたいとき |
| サイネージ・SNS型(相鉄ジョイナス) | 既存の館内設備・SNSアカウントを活用。購入・来館を条件にしない集客に強い | コンテンツの企画・デザイン、占い師の監修依頼、占い師派遣は不要 | 低予算から始めたい施設。未来館層へのアプローチ |
\どの施策が自社に合うか迷ったら活用事例を参考に/
商業施設で占いイベントを成功させるには、3つの設計ポイントを押さえることが重要です。調査データが示した「占いは行動につながる」という傾向を、館内の仕組みに落とし込むための具体的な設計方法を、以下の表にまとめました。
| ポイント | 設計の考え方 |
|---|---|
| 占い体験から購買までの動線を館内で完結させる | 占いで得た示唆を、その場で実行できる環境を用意する。「ラッキーカラーは赤」と言われても、赤いアイテムを探せる売場がなければ行動に移せない |
| 参加のハードルを徹底的に下げる | 誰でもすぐに参加できる形式が通行客を取りこぼさない。「星座を選ぶだけ」「QRコードを読み取るだけ」といったシンプルさが重要 |
| 占いの質と信頼性を担保する | 調査で「参考程度にする」が61.9%だったように、占いは信じ切られていないが参考にはされている。質が低ければ「やっぱり当たらない」で終わり、質が高ければ行動につながる。占い師の監修・起用でエンタメ性と信頼を両立させると、「無料で受けられる」こと自体が来館動機になり得る |
この3つのポイントは、対面鑑定型・デジタル診断型・サイネージ/SNS型のいずれの施策タイプでも共通して重要です。占いを「見て終わり」のエンタメではなく、来店・回遊・購買という成果に結びつける装置として機能させるためには、これらの設計を意識することが成功の鍵となります。
占いを活用した集客について、よく聞かれる質問にお答えします。
さまざまなイベント形式に対応可能ですが、とりわけ女性をメインターゲットとした企画において集客効果が期待できます。商業施設においては、一定金額以上のご購入を参加条件とする販促企画との相性が良好です。
もちろん可能です。施策のゴール(新規顧客の獲得/館内での回遊促進/来館頻度の向上/購買促進など)や、貴社の実施体制をお聞きしたうえで、来館者の動線設計から具体的なコンテンツプランまで、トータルでご提案いたします。
日本全国の占い師ネットワークを活用し、遠隔地への派遣も承っております。開催場所を問わず、お気軽にご相談ください。
商業施設の集客施策において、「占い」はもはや単なるエンタメコンテンツではありません。本記事で紹介した調査データが示すように、占いは来館者が自ら動く理由を与え、回遊と購買を自然に促す装置として機能します。
さまざまな成功事例に共通するのは「占いの示唆を、その場で行動に移せる環境を用意した」という点です。来館者は「行動のヒント」を求めて占いを見ており、その期待に応える設計こそが、成果を生み出します。
予算や施設規模に応じて、対面鑑定型・デジタル診断型・サイネージ/SNS型と選択肢は複数あります。「自社の施設でも占いを活用したいが、どう始めればいいかわからない」という段階でも構いません。まずは実例を知ることから始めてみてください。
cocoloniなら、施策に最適化した診断コンテンツを設計・制作できます。
占いコンテンツの知見を活かし、ユーザーの心を掴む体験を設計します。
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