
2025年12月末時点で国内1億人以上が利用するLINEは、顧客との接点をもつ強力なツールです。
しかし、LINE公式アカウントにおけるブロック率の平均値は20〜30%といわれており、友だち登録後の継続的なエンゲージメントが重要になります。
そこで効果的なのが、ユーザーに価値提供を与えるLINEキャンペーン施策です。
本記事では、LINEキャンペーンの概要、種類、おすすめの特典、成功事例を解説します。成功のためのポイントや実施手順、注意点も紹介しますので、「一過性で終わらない、売上につながるLINEキャンペーン」を実現したい広報担当者の方は、ぜひ最後までお読みください。
「自社のSNS・LINEでも占いを使った企画ができるか知りたい」という方は、LINE公式・通販サイトなどデジタル上の占い活用事例をまとめた事例集(無料)もあわせてどうぞ。
LINEキャンペーンとは、LINE公式アカウントを活用して実施する販促・集客施策のことです。企業はLINE公式アカウントを基点として、ユーザーに対して「友だち追加」「アンケート回答」「商品購入」などのアクションを促し、その対価としてクーポンやデジタルギフト、限定グッズなどのインセンティブを提供します。
従来のメールマガジンやSNS広告とは異なり、月間利用者数が1億人を超えるLINEの高いリーチ力(2025年12月末時点)を活かすことが可能です。効果的なキャンペーンの実施により、新規顧客の獲得から既存顧客の関与強化まで、顧客との関係性を段階的に定着させられます。
なお、LINE公式アカウントには「キャンペーン機能」が標準搭載されており、複数のメッセージをひとつの企画としてまとめて分析・集計できます。これにより、キャンペーン全体の効果測定がしやすくなり、PDCAサイクルを回しながら施策を改善することが可能です。
LINEキャンペーンは、参加条件の違いによって「オープンキャンペーン」と「クローズドキャンペーン」の2タイプに分類されます。
| 項目 | オープンキャンペーン | クローズドキャンペーン |
|---|---|---|
| 概要 | LINEアカウントがあれば誰でも参加可 | 実物商品の購入が前提。対象商品を購入した後、商品に記載されたQRコードや購入レシートを使ってLINEを通じて応募 |
| 目的 | 認知度拡大、新規顧客の獲得 | 販売促進、既存顧客のエンゲージメント向上 |
具体的な施策としては、友だち追加キャンペーン、インスタントウィン、レシートキャンペーン、アンケートキャンペーンが挙げられます。自社の目的やターゲットに合わせて、最適なキャンペーンタイプと実施形式を選ぶことが成功のカギです。
友だち追加キャンペーンは、LINE公式アカウントの友だち登録により特典が得られる、最もシンプルで参加ハードルの低いキャンペーン形式です。商品購入などの条件が不要な「オープンキャンペーン」に該当します。
【参加方法の例】
企業・ユーザー双方に期待できる効果は、以下のとおりです。
| 企業側に期待できる効果 | ユーザー側に期待できる効果 |
|---|---|
| ・顧客との直接的なコミュニケーションチャネルを確立 ・友だち数の増加により、継続的な情報発信が可能に ・比較的低コストで実施できる | ・手軽に特典やクーポンを獲得できる ・企業からのお得な情報を受け取れる |
友だち追加後は、デジタルギフトやクーポン、抽選への参加権などが付与されるのが一般的です。参加ハードルの低さから、新規顧客の獲得や認知拡大に効果的な施策として、多くの企業で活用されています。
インスタントウィンとは、応募したその場で「当選」「落選」の結果がすぐにわかる懸賞システムです。LINEキャンペーンでは、公式アカウントを友だち追加したり、特定のメッセージに応答したりすることで抽選に参加でき、即座に結果が表示されるため、参加者の期待感を高く保ったまま完結できる特徴があります。
友だち追加のみで誰でも参加可能であれば「オープンキャンペーン」、商品購入者限定でシリアルコードをLINEで入力する形式であれば「クローズドキャンペーン」に該当します。
【参加方法の例】
企業・ユーザー双方に期待できる効果は、以下のとおりです。
| 企業側に期待できる効果 | ユーザー側に期待できる効果 |
|---|---|
| ・抽選や当選通知を自動化し工数を大幅削減 ・LINE友だち数の増加による顧客基盤の拡大 ・参加ハードルが低く多くの応募者を獲得可能 | ・すぐに結果がわかるため待ち時間がない ・普段使うLINEで簡単に参加できる ・当選時はその場でクーポンやデジタルギフトを受け取れる |
LINEの即時性と利便性を活かすと、企業は効率的にキャンペーンを運用しつつ、ユーザーに手軽に楽しんでもらえる仕組みが構築できます。
レシートキャンペーンは、対象商品を購入したレシートの撮影・アップロードにより特典を付与するキャンペーン形式です。
【参加方法の例】
企業・ユーザー双方に期待できる効果は、以下のとおりです。
| 企業側に期待できる効果 | ユーザー側に期待できる効果 |
|---|---|
| ・実購買データの取得が可能 ・購入証明により確実な販促効果測定ができる ・店頭での売上に直結 | ・購入のみで応募完了 ・えらべるPayやギフト券など実用的な特典が多い ・その場で当選がわかるインスタントウィン形式も |
レシートキャンペーンは購買行動と連動するため、新商品の認知拡大や既存商品の売上向上に高い効果を発揮します。
アンケートキャンペーンは、ユーザーにアンケートへ回答してもらうことで抽選や応募の権利を付与する施策です。主にクローズドキャンペーンとして実施されることが多く、商品購入やサービス利用後にアンケート回答を促すと、顧客の声を収集できます。
【参加方法の例】
企業・ユーザーに期待できる効果は、以下のとおりです。
| 企業に期待できる効果 | ユーザーに期待できる効果 |
|---|---|
| ・顧客の生の声やニーズを直接収集できる ・商品開発やサービス改善に活用できるデータが得られる ・友だち追加と同時に顧客情報を蓄積できる | ・アンケート回答という簡単な参加で豪華賞品が当たるチャンスを得られる ・自分の意見が企業に届き、サービス向上に貢献できる |
アンケート内容は5問程度のシンプルなものから、詳細な生活実態調査まで多様です。回答のハードルを下げると、参加率が向上します。
LINEキャンペーンは、他のマーケティング施策と比較して以下の強みをもっています。
企業が得られる主なメリットを3つの観点から解説します。
LINEは日本国内で月間利用者数が1億人を超えており(2025年12月末時点)、多くの人が日常的に活用しているプラットフォームです。この圧倒的な利用者基盤により、企業は幅広い顧客層に確実にリーチできます。
さらに注目すべきは、その開封率の高さで、約8割のユーザーが当日中、約2割が受信後すぐに開封するといわれています。これは、LINEがプッシュ通知でリアルタイムに届き、日常的に利用するアプリで顧客が自然に開封する習慣があるためです。
この高い到達率・開封率により、企業は重要なキャンペーン情報や期間限定オファーを確実に顧客に届けることが可能です。結果として、メールでは埋もれていた情報が顧客の目に留まり、来店促進や購買行動につながる可能性が大幅に高まります。
LINEキャンペーンは、従来のマーケティング手法と比較して、費用対効果に優れた顧客獲得・関係構築が可能です。特に注目すべきは、一度友だち追加してもらえれば、その後の継続的なコミュニケーションが低コストで実現できる点です。
| 項目 | 従来の手法 | LINEキャンペーンの強み |
|---|---|---|
| 新規顧客の獲得 | 都度広告費が必要 | 初回キャンペーンで友だち追加を促進すれば、その後は低コストで継続的にアプローチが可能 |
| 既存顧客へのリーチ | メール・DMなどで施策ごとに継続コストが発生 | メッセージ配信コストが低く、長期的な関係維持が容易 |
| 顧客データの活用 | CRMツールなど別途コストが必要 | LINE公式アカウント内で顧客情報の管理・セグメント配信が可能 |
LINEキャンペーンを起点に友だちを増やすと、以下のようなメリットが継続的に得られます。
LINEキャンペーンは初期投資で顧客基盤を構築し、その後は低コストで長期的な関係を維持できる、費用対効果の高い施策といえます。
LINEキャンペーンの大きなメリットの一つが、ユーザーの属性や行動履歴に基づいて配信先を細かく絞り込める「セグメント配信」です。年齢・性別・居住地といった基本属性だけでなく、過去のメッセージ開封履歴、リンクのクリック状況、アンケート回答内容など、実際の行動データを活用すると、個々に最適化されたメッセージを届けられます。
セグメント配信がもたらすメリットは、以下のとおりです。
セグメント配信は顧客満足度を高めながら、マーケティング効率とROIを同時に改善する強力な手法といえます。
LINEキャンペーンは多様な業種・業態で実施されており、それぞれの目的に応じた成果を上げています。実際に企業が実施して効果を上げた代表的な事例を紹介します。
引用:アサヒ飲料
アサヒ飲料は2021年12月、飲料業界において先駆けとなる試みとして、LINEのNFT(Non-Fungible Token/非代替性トークン)をデジタル景品に採用したキャンペーンを展開しました。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 目的 | ・新規性のあるデジタル景品活用 ・男性メインのキャンペーン新規参加ユーザー増加 |
| 実施した施策 | ・友だち追加で限定BIGスタンプを無料ダウンロード ・アンケート回答で毎日異なるNFTトレカ獲得 ・NFTトレカ全5種類を集めるとシークレット版も入手できるコレクション要素 |
| 成果 | ・LINE公式アカウント友だち数:100万人以上増加(2021年12月時点) ・スタンプダウンロード数:約732万回(2022年1月時点) ・スタンプ利用回数:1.32億回(2022年1月時点) ・NFTトレカ配布数:約30万(2021年12月時点) |
本キャンペーンでは、事前のデザイン投票で期待感を醸成し、友だち追加でBIGスタンプ、アンケート回答でNFTトレカという2段階設計で参加を促しました。NFTトレカには全5種類を集めるとシークレット版が手に入るコレクション要素を盛り込んだ結果、獲得ユーザーのブロック率が従来施策より低くなり、質の高い顧客との関係構築に成功しています。
化粧品・医薬品・健康食品を展開する新日本製薬は、スキンケアブランド「パーフェクトワン」の認知拡大と新規顧客獲得を目的に、2022年6月、「LINEで応募」を活用した夏季限定キャンペーンを展開しました。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 目的 | ・まだ一度も「パーフェクトワン」を使ったことのない見込み客の新規購入促進 ・LINE公式アカウントの友だち数増加 |
| 実施した施策 | ・簡単なクイズとアンケートに回答するとLINEポイントを付与 ・5項目のアンケートを実施(性別・年齢・地域、商品の認知有無、商品使用歴、商品への興味関心有無、スキンケアの悩み) ・アンケート回答に基づくセグメント配信を実施 ・ユーザーの悩みに合わせた最適な商品情報を配信 |
| 成果 | わずか8日間で、以下の成果を達成 ・友だち獲得数:115万人以上 ・新規購入者数キャンペーン翌月に1.2倍に増加 |
本キャンペーンの成功要因は、アンケート回答を活用した精緻なセグメント配信にあります。ユーザーの認知度や興味関心、スキンケアの悩みに応じて最適化されたメッセージを配信することで、一人ひとりに「自分のための情報だ」と感じてもらい、効率的な新規購入者の獲得を実現しました。
また、過去データに基づき配信期間を3ヶ月に限定するなど、データドリブンな運用により費用対効果を最大化しています。
スーツケースブランドRIMOWAは、LINE公式アカウントで「RIMOWA 方位占い2026」を実施し、顧客エンゲージメントの向上に成功しています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 目的 | ・顧客エンゲージメントの向上 ・ブランド体験の質的向上 ・継続的な顧客接点の創出 |
| 実施した施策 | ・LINE公式アカウントの友だち追加と生年月日入力で参加可能な「RIMOWA 方位占い2026」を実施 ・2026年の運気を高める”ハッピー方位”とぴったりな旅先のアドバイスを提供 ・鑑定結果に基づいてRIMOWAのスーツケースやバッグなどおすすめトラベルグッズを提案 ・年末年始の旅をより充実させるための特別なコンテンツを用意 |
| 成果 | ・ユーザーの滞在時間が延び、ブランド体験の質が向上 ・診断結果のシェアにより、自然な口コミ拡散を促進 ・一過性で終わらない、継続的なエンゲージメントを実現 |
本キャンペーンの成功要因は、ブランドの世界観と親和性の高いコンテンツ設計にあります。占いという双方向性のあるコミュニケーションと、結果をシェアしたくなる仕掛けによる二次拡散効果により、エンターテインメント性を保ちながら自然に顧客との継続的な関係構築を実現しました。
RIMOWAのブランドイメージに合わせたオリジナルコンテンツを企画・制作したのは、占い・診断コンテンツ制作のプロであるcocoloniです。
占いコンテンツ・診断コンテンツのAPIは300種類以上。占い業界で培った豊富な経験と独自のノウハウをもとに、貴社サービスの成長を力強くサポートする新しい戦略をご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください。
LINEキャンペーンで成果を出すには、明確な戦略設計と実行時の細かな配慮が欠かせません。ターゲットに刺さるよう明確な目的で施策を企画し、集客とキャンペーン後の関係継続(リテンション)を両立することが重要です。
LINEキャンペーンを成功させるためには、明確な目的を設定し、ターゲットを絞り込むことが重要です。
世の中には多くの商品・サービスがあふれ、消費者の価値観も多様化しています。そのため「万人受けするプロダクトはない」という前提に立つことが大切です。
ターゲットを絞り込むと、以下のメリットが得られます。
ターゲットは、以下3つの視点で絞り込みましょう。
| 視点 | 具体例 |
|---|---|
| 顧客属性 | 年齢・性別・職業・家族構成など |
| 地域特性 | 住所・気候・地域規模など |
| 心理・行動特性 | 購入基準・使用頻度・新しいものへの反応など |
特に重要なのは「心理・行動特性」です。自社商品への関心度や購買動機を明確にすると、キャンペーンの訴求力が高まります。
例えば、新日本製薬の「パーフェクトワン」キャンペーンでは、「スキンケアの悩み」という心理・行動特性に基づいた配信により、「自分に向けた情報だ」と受け取ってもらいやすい訴求が可能となり、結果として優れたコンバージョン率の達成につながりました。
LINEキャンペーンで成果を出すには、ターゲット層に合わせた集客導線の設計が不可欠です。流入経路によって顧客の検討度合いや熱量が異なるため、それぞれに適した導線を用意すると、離脱を防ぎながらゴールへと誘導できます。
主要な流入経路と設計のポイントは、以下のとおりです。
| 流入経路 | 設計のポイント |
|---|---|
| SNS | 潜在層が多いため、興味を引く投稿からスムーズにキャンペーンページへ誘導する導線を設計。プロフィール欄やストーリーズにリンクを配置すると、ワンクリックでアクセスできる環境を整えられる |
| Web広告 | 広告掲載先ごとに見込まれる集客層の傾向は異なる。それぞれに合わせた広告クリエイティブと遷移先LPを複数パターン用意すると、ターゲットのニーズに的確に応える情報提供が可能 |
| 紙媒体 | チラシやポスターからQRコードでアクセスする層は、Webに不慣れな可能性がある。シンプルでわかりやすいランディングページを用意し、参加ボタンを目立たせると、途中離脱を防げる |
入口ごとに最適化された導線設計を行うと、LINEキャンペーンの成果を最大化できます。
LINEキャンペーンは単発の施策で終わらせるのではなく、継続的なコミュニケーション設計を行うと、顧客との長期的な関係構築が可能になります。
キャンペーンで収集したゼロパーティデータ(顧客が自ら提供した情報)を活用し、パーソナライズ配信や特別なメッセージ配信、顧客の興味関心に合わせたコンテンツ・オファーの提供など、継続的な接点を設計しましょう。
例えば、新日本製薬の事例では、クイズやアンケートを通じて顧客の興味関心や属性データを収集し、その後のセグメント配信に活用しています。また、RIMOWAの占いキャンペーンでは、友だち追加時に生年月日を入力してもらうことで、誕生日などの記念日に合わせたグリーティング施策の実施が可能になったと考えられます。
キャンペーン実施後も定期的に価値ある情報を届け、顧客との関係性を深めていくと、ロイヤルティ向上や継続的な売上につなげられます。
LINEキャンペーンを成功に導くには、計画的なステップを踏むことが重要です。キャンペーン実施の8ステップを解説します。
まず、キャンペーンの目的を明確にし、測定可能なKPI(重要業績評価指標)を設定します。
それぞれの例は、以下のとおりです。
| 目的 | 主なKPI例 |
|---|---|
| 新規顧客の獲得 | ・友だち追加数 ・新規会員登録数 ・初回購入者数 |
| 既存顧客のエンゲージメント向上 | ・メッセージ開封率 ・クリック率 ・リピート購入率 |
| 商品・サービスの認知拡大 | ・キャンペーン参加者数 ・SNSシェア数 ・UGC(ユーザー生成コンテンツ)投稿数 |
| 売上向上 | ・キャンペーン期間中の売上額 ・平均購入単価 ・クーポン利用率 |
| 顧客データの収集 | ・アンケート回答数 ・属性情報取得率 ・セグメント別の反応率 |
目的が曖昧だと施策の方向性がぶれるため、関係者間で合意形成を図ることが重要です。
UGC成功事例について紹介した記事もございますので、あわせてご覧ください。
UGC活用の成功事例まとめ|業界別の具体的な施策と成果を紹介
明確な目的とターゲットの絞り込みをもとに、誰に向けて、どのようなキャンペーンを実施するかを決定します。
検討項目は、以下のとおりです。
ターゲットのニーズや行動特性に合わせて、最も効果的なキャンペーン形式を選択しましょう。
ユーザーが「参加したい」と思える魅力的な特典を設計します。ターゲット層のニーズに合った特典を選ぶと、参加率が大きく向上します。
効果的な特典の例は、以下のとおりです。
特典設計は、ターゲットの関心が高いものを選びましょう。当選確率と景品価値のバランスを考慮しつつ、ブランドの世界観に合った特典で統一感を出すことが大切です。
なかでも、即時付与できるデジタル特典は、参加ハードルが下がる傾向があります。予算とのバランスを取りながら、「参加したい」と思わせる魅力的な特典を用意するのがおすすめです。
ユーザーが迷わず参加できるよう、わかりやすいキャンペーンページとLINEのメッセージシナリオを設計します。
制作物の例は、以下のとおりです。
参加方法は3ステップ程度でシンプルに説明し、スマートフォンでの視認性・操作性を最優先することが大切です。CTAボタンは目立つ色・位置に配置しつつ、個人情報の取り扱いやプライバシーポリシーを明記しましょう。
特に、友だち追加後の自動応答メッセージは第一印象を決める重要な要素です。ブランドトーンに合わせた親しみやすい文面を心がける必要があります。
キャンペーンへの流入経路を複数用意し、ターゲット層に効果的にリーチできる告知を展開します。
主な集客チャネルは、以下のとおりです。
告知する際は、各チャネルのユーザー特性に合わせたクリエイティブを用意しましょう。QRコードは大きく、スキャンしやすい位置に配置することがポイントです。
また、「期間限定」「先着◯名」など緊急性を訴求したり、インフルエンサーやアンバサダーの活用を検討したりする方法もあります。
効果測定がしやすくなるよう、流入経路ごとにパラメータを設定しておくことも大切です。
以下のページも参考にしてください。
メルマガが読まれない5つの原因|開封率を上げる改善策
キャンペーン開始後は、データをリアルタイムに監視・分析しながら、状況に合わせて柔軟に対応・改善を図ります。
運用管理の主な業務と、運用中の改善施策は、以下のとおりです。
| 運用管理の主な業務 | 運用中の改善施策 |
|---|---|
| ・友だち追加数、参加数の日次確認 ・メッセージの開封率、クリック率のチェック ・ユーザーからの問い合わせ対応 ・システムエラーやトラブルの監視 ・予算消化状況の確認 | ・参加率が低い場合は告知方法や導線を見直す ・離脱ポイントを分析し、UI/UXを改善反応の良いクリエイティブに予算を集中 ・セグメント配信でターゲットを絞り込む |
特に、インスタントウィンなど自動抽選型のキャンペーンでは、当選確率の調整が可能な場合もあります。参加状況を見ながら柔軟に対応しましょう。
キャンペーン終了後は、設定したKPIに対する達成度を測定し、次回施策に活かせる学びを抽出します。
測定すべき主な指標は、以下のとおりです。
振り返り時は、当初の目的・KPIと実績を比較し、想定外の成果や課題を洗い出します。ユーザーの声(アンケート回答、SNSの反応など)を収集し、成功要因・失敗要因を分析しましょう。
また、次回キャンペーンへの改善案をまとめることも大切です。
LINE公式アカウントの管理画面では、メッセージごとの詳細なデータが確認できます。これらのデータを活用し、PDCAサイクルを回すと、継続的にキャンペーンの質を高められます。
キャンペーンで獲得した友だちとの関係を一過性で終わらせず、継続的なコミュニケーションを設計します。
継続施策の例は、以下のとおりです。
一方的な情報発信ではなく、双方向のコミュニケーションを意識することが大切です。配信頻度は週1〜2回程度に抑えると、ブロック予防につながります。
アンケートで収集したデータを活用したパーソナライズ配信や、占い・診断など、継続的に楽しめるコンテンツの提供も効果的です。RIMOWAの事例のように、占いや診断コンテンツを活用すると、ユーザーは自発的に何度もアクセスするため、自然な形でエンゲージメントを維持できます。
cocoloniでは、LINEキャンペーンに最適な占い・診断コンテンツの企画から制作、効果測定までワンストップでサポートしています。DIORやRIMOWAなど500社以上の実績をもとに、貴社の目的に合わせた最適なキャンペーン設計をご提案いたします。
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LINEキャンペーンを実施する際は、法令遵守やプラットフォームのガイドラインに注意が必要です。違反すると、キャンペーンの中止やアカウント停止、さらには法的責任を問われる可能性があります。
LINEを活用したキャンペーンを展開するにあたり、景品表示法(景表法)に則った運営が必須です。景品表示法とは、消費者を誤認させる不当な広告表示や、過大な景品の提供を禁止する法律で、違反すると消費者庁から措置命令や課徴金納付命令を受ける可能性があります。
キャンペーンの種類によって、提供できる景品の上限額は異なります。
| キャンペーン種類 | 景品の最高額 |
|---|---|
| 一般懸賞(抽選) | 取引価額の20倍(5,000円未満の場合)または10万円(5,000円以上の場合) |
| 総付景品(全員もれなく提供する景品) | 200円未満(取引価額1,000円未満)または取引価額の10分の2(1,000円以上) |
また、キャンペーン告知において、優良誤認表示(実際より優れているように見せる表示)や有利誤認表示(実際よりお得に見せる表示)は禁止されています。当選人数や景品内容を正確に表示し、消費者に誤解を与えない表現を心がけましょう。
LINE公式アカウントには、利用規約とガイドラインが定められています。規約に反した場合、アカウントの凍結をはじめとする制裁措置が課されるリスクがあります。
主な禁止事項は、以下のとおりです。
これらに該当しないよう、配信頻度は週1〜2回程度に抑える、ブロック機能があることを明示する、プライバシーポリシーを明確に提示する、オプトイン(同意取得)を適切に実施するなどの対応が必要です。
特に、友だち追加を強要するような施策(「友だち追加しないとサービスが受けられない」など)は規約違反となる可能性があるため注意しましょう。
LINEキャンペーンでは、友だち追加時やアンケート回答時に個人情報を取得することが多いため、個人情報保護法への対応が必須です。
必要な対応として、以下が挙げられます。
特に、生年月日などの個人情報を取得する場合や、レシートキャンペーンで購入情報を取得する場合は、その利用目的を明確に説明し、ユーザーの同意を得る必要があります。
2023年10月から景品表示法によるステルスマーケティング(ステマ)規制が開始され、LINEキャンペーンの実施時にも対応が必須となりました。
ステルスマーケティング規制においては、一般消費者がその内容を広告や宣伝と認識できないような表示が、規制の対象として問題となります。LINEキャンペーンにおいても、以下のポイントに注意して運用する必要があります。
違反した場合、社名公表や措置命令などのペナルティを受けるリスクがあります。キャンペーン実施前に広告表記の確認を徹底し、過去の投稿も見直すことが重要です。
LINEキャンペーンの実施にあたり、よくある質問にお答えします。
LINEでキャンペーンを作成する手順は、以下のとおりです。
配信後は「配信済み」タブで結果を確認でき、「分析」>「メッセージ配信」の「キャンペーン」タブからキャンペーン単位での集計結果を詳しく分析できます。
代表的なものには、友だち追加キャンペーン、インスタントウィンキャンペーン、アンケート・クイズキャンペーン、レシートキャンペーンがあります。
なかでも、ユーザーの個人情報を自然に取得したい場合には、エンターテインメント性が高い「占いキャンペーン」がおすすめです。生年月日などの情報を入力してもらい、占い結果とともに特典を提供する形式で、高いエンゲージメントや二次拡散効果、継続的な接点創出などが得られます。
オリジナルコンテンツとして企画すると、ブランドイメージと親和性の高い体験を提供できるでしょう。
LINEキャンペーンは、高い到達率と開封率で顧客との確実な接点を作れる強力なマーケティング施策です。友だち追加キャンペーンやインスタントウィン、レシートキャンペーン、アンケートキャンペーンなど、目的に応じた多様なキャンペーン形式があります。
キャンペーンを成功させるポイントは、明確な目的とターゲットの設定、魅力的な特典の用意、一過性で終わらせない継続的なコミュニケーション設計です。特に、占いや診断コンテンツを活用すると、ユーザーの自発的な参加を促しながら自然に個人情報を取得でき、その後のセグメント配信やパーソナライズ施策につなげられます。
ただし、景品表示法やLINE公式アカウントのガイドライン、個人情報保護法、ステルスマーケティング規制など、法令遵守は必須です。これらに配慮しながら、8つの実施ステップに沿って計画的に進めると、新規顧客の獲得から既存顧客のロイヤルティ向上まで、売上につながる成果を実現できるでしょう。
本記事でご紹介したような「SNS・LINE・Webでの占いキャンペーン」は、cocoloniが数多く手がけてきた領域です。三越伊勢丹FOODIEの毎週更新占い、ストライプCLUBの星座占いなど、デジタル上で“習慣的にサイトへ戻ってくる”仕掛けをつくった事例を、業界別に一冊にまとめています。
自社のSNS・アプリでの占い企画を検討する際の参考に、まずは事例集をお手元でご覧ください(無料)。
診断キャンペーンについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
診断キャンペーンのやり方6ステップ|メリットや成功事例も紹介
また、以下の記事では、LINEマーケティング成功事例を紹介しています。あわせてご覧ください。
LINEマーケティング成功事例10選|成果を出すためのポイントと実践ステップも解説
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