
近年、若年層を中心に、「推し活」と「スピリチュアル活動」を組み合わせた「スピ活」が新たなトレンドとして急速に広がりを見せています。その現状は、単なる趣味の領域を超え、購買意欲や消費行動に大きな影響を与える市場へと成長しているといえるでしょう。
本記事では、このスピ活市場の全貌から、その消費心理、属性診断や神社コラボといった具体的なマーケティング施策の立案・実行方法まで、cocoloni(ココロニ)が実施した最新調査の結果を踏まえ、徹底解説します。
実は、2026年にcocoloniが全国1,020人に実施した最新調査では、占いをした後に半数超(51.4%)が「ラッキーアイテムを取り入れる」などの開運アクションを起こしていることがわかりました。スピ活・開運は”気持ち”だけの活動ではなく、実際の行動や消費として定着しつつあるといえます。
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スピ活とは、占いやパワースポット巡り、お守り購入といったスピリチュアルな要素を取り入れた活動全般を指します。「推しのライブチケットが当たりますように」「良い席が取れますように」——こうした願いを込めて神社を参拝し、お守りを購入する行動が、いま推し活層の間で急速に広がっています。
特に推し活層においては、自身の「推し」の成功や幸福を願うための手段として、スピ活が積極的に取り入れられており、SNSでの拡散力も相まって、企業が無視できない消費市場へと成長しました。

スピ活として実践されている代表的な活動には、以下のようなものがあります。
これらの活動は、SNSでの共有を通じてファン同士の共感を生み、コミュニティ形成にもつながっています。

スピ活が急速に広まる背景には、SNSの普及が大きく貢献しています。美しい社殿や個性的な御朱印は若年層を中心に「映える」コンテンツとして注目され、参拝体験や開運グッズの写真共有が関心を高めています。
また、将来への漠然とした不安や自己肯定感への欲求も、占い・パワースポット巡りへの関心を後押しする要素です。特に推し活層では、「推しのライブ当選」や「推しの成功」を願う気持ちとスピ活が結びつき、「当選祈願」や「願掛け消費」が定着してきました。
いまや単なる趣味の域を超え、熱心なファンが毎月数千〜数万円を費やす市場へと成長。特に、新商品やイベント時期には購入が集中する傾向も見られています。こうしたアイテムは、SNSでの共有を通じて購買意欲を刺激し、好循環を生んでいるといわれています。
cocoloniが全国20〜50代の男女1,020人に実施した「占いに関する意識・行動実態調査」から、スピ活・開運アクションの実態を裏づけるデータを紹介します(2026年実施/株式会社cocoloni調べ・オンラインアンケート調査 n=1,020)。
占いを見た後に実際に起こした行動として最も多かったのは「ラッキーアイテムを取り入れた」で51.4%。次いで「買い物をした(20.9%)」、「家族や友だちに連絡した(15.6%)」と続きました。占いやスピリチュアルは”見て終わり”ではなく、半数を超える人が開運アクションという次の行動に移していることがわかります。

この傾向は、スピ活の中心層と重なる女性で強く出ています。「ラッキーアイテムを取り入れた」と答えた人は20代女性で43.8%、30代女性で62.0%にのぼりました。推し活層と親和性の高い若年〜30代の女性は、開運を行動に移しやすい層だといえます。
行動につながる理由は、占いを見る目的にも表れています。同調査で最も多かった目的は「行動のヒントを得るため(48.7%)」で、「気分転換(42.5%)」や「暇つぶし(37.9%)」を上回りました。多くの人が占いを”次に何をするかの判断材料”として実用的に使っており、「推しのために何をすべきか」を後押しするスピ活は、まさにこの心理に応える活動だといえます。

一方で、占いを「参考程度にする」人は61.9%が最多でした。強い断定や押しつけではなく、あくまで”きっかけ”や”気づき”として受け取られている点も、スピ活施策を設計するうえで押さえておきたいポイントです。

これらの数字は、スピ活・開運アクションが一部の熱心な層だけのものではなく、行動と消費をともなうマーケットとして広く定着していることを示しています。企業にとっては、この”動く心理”にどう自然に接点をつくるかが施策のカギになります。
cocoloniが実施した最新調査は、以下の記事で詳しく紹介していますのであわせてご覧ください。
【2026年最新】占いに関する意識・行動実態調査の詳細を見る
近年、企業がスピリチュアルな要素を取り入れたマーケティング施策を展開し、顕著な成果を上げています。特に、若年層を中心に広がる「推し活」とスピリチュアルを融合させたアプローチは、新たな顧客層へのリーチを可能にしています。ここでは、具体的な成功事例をいくつかご紹介します。
アイドルやキャラクターへの熱狂的な応援を「推し活」と呼ぶ現代において、その情熱をスピリチュアルな願掛けに結びつけたグッズ開発が注目されています。例えば、推しの成功を祈願する「当選祈願」や「良席祈願」をテーマにしたお守り、推しのイメージカラーを取り入れた開運アイテムなどが人気です。これらは、単なる消費行動に留まらず、推しへの愛情を形にし、ファン同士の共感を呼ぶコミュニティ形成にも貢献しています。
以下の表では、業種別にスピ活マーケティングの成功事例をまとめています。自社の業種やターゲットに近い事例を参考に、施策立案のヒントにしてください。
| 業種 | 事例 | ターゲット | 概要 | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 小売(コンビニ) | 大手コンビニチェーン×神社コラボ「当選祈願キャンペーン」 | 推し活層全般 | ライブチケットの当選を願う推し活層をターゲットに、神社とコラボした「当選祈願」お守りやグッズを販売 | コンビニという身近な場所でスピ活グッズを展開し、購買ハードルを下げた |
| キャラクター | 神社がサンリオキャラクターとライセンスコラボした御朱印帳を授与 | 若年女性・キャラクターファン | 人気キャラクターとコラボした御朱印帳を発売 | 推し活層×御朱印巡りブームを掛け合わせ、SNS映えを意識したデザインで話題化 |
| エンタメ | アイドル・アーティスト公式「当選祈願グッズ」 | ファンクラブ会員・ライブ参加者 | ファンクラブやライブ会場で「当選祈願」「良席祈願」をテーマにしたお守り・絵馬風グッズを販売 | ファンの願掛け消費心理を捉え、イベント時の限定感で購買を促進 |
| 旅行 | 旅行会社のパワースポットツアー企画 | 推し活層・スピ活上級者 | 「推しの聖地巡礼×パワースポット巡り」を組み合わせたツアー商品を販売 | スピ活と推し活の親和性を活かし、体験型消費を訴求 |
| コスメ | コスメブランドの開運カラーコスメ | 美容感度の高い若年層 | 「2024年のラッキーカラー」をテーマにしたコスメコレクションを展開 | 占い・開運要素をフックに、新規顧客層へのリーチに成功 |
これらの事例に共通するのは、「推し活層の願掛け心理」と「手に取りやすい接点づくり」を両立させている点です。自社の強みと掛け合わせることで、独自のスピ活施策を設計できます。
SNSキャンペーンにおいては、ユーザー参加型の企画が効果的です。スピ活の「願掛け」「験担ぎ」という心理とSNSの拡散力を掛け合わせることで、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の創出と自然な情報拡散を同時に実現できます。
以下に、スピ活を絡めたSNSキャンペーンの具体的な事例を紹介します。
| 事例 | 業種 | 概要 | 成功ポイント |
|---|---|---|---|
| 「#推しの当選祈願」ハッシュタグキャンペーン | エンタメ・音楽 | ライブやイベントの当落発表時期に合わせ、ファンが推しへの当選祈願を投稿。抽選で限定グッズをプレゼント | 当落発表という「祈りたい瞬間」を捉え、ファン心理に寄り添った企画設計 |
| 神社公式「おみくじ結果シェアキャンペーン」 | 神社・観光 | 参拝者がおみくじの結果を撮影し、指定ハッシュタグ付きで投稿すると、オリジナル御朱印帳が当たる | SNS映えするおみくじデザインを用意し、投稿のハードルを下げた |
| コスメブランド「開運カラー診断シェア」 | 美容・コスメ | 属性診断や占い結果をシェアすると、診断結果に合ったコスメサンプルがもらえる企画 | 診断コンテンツの「自分ごと化」効果で参加率を向上 |
| 旅行会社「パワースポット巡りフォトコンテスト」 | 旅行・観光 | パワースポットで撮影した写真を投稿し、優秀作品に旅行券をプレゼント | 「聖地巡礼×スピ活」の親和性を活かし、体験型UGCを促進 |
これらの施策に共通するのは、「願掛けしたい瞬間」や「シェアしたくなる体験」を設計している点です。単なるプレゼントキャンペーンではなく、スピ活層の心理に寄り添った企画設計が、参加率とエンゲージメントを高めるカギとなります。
なお、UGCについては、以下の記事でも詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
まずは、自社の商品やサービスとスピ活の親和性を検討しましょう。例えば、コスメブランドであれば「開運カラーコスメ」、エンタメ業界であれば「当選祈願グッズ」など、ターゲット層のニーズに合わせた企画が考えられます。
次に、属性診断や占いコンテンツを導入し、顧客一人ひとりに合わせたパーソナライズされた体験を提供することで、エンゲージメントを高め、購入へとつなげます。
さらに、神社仏閣とのコラボレーションや、SNSを活用したユーザー参加型キャンペーンを展開すると、効果的にブランド認知度と顧客ロイヤリティを向上させられます。
具体的には、ターゲット層が抱える悩みや願望を深く理解し、それを叶えるための「開運」や「幸運」といったコンセプトと結びつけます。例えば、推し活層であれば「推しとの運命的な出会いを引き寄せる」といったストーリー性のある商品開発が考えられます。
また、お守りや絵馬といった伝統的なアイテムに、現代的なデザインや機能性を加え、新しい価値を創造することも重要です。
属性診断とは、スピ活において、ユーザーのもつ特定の情報(生年月日、好み、価値観など)や特定のテーマ(運勢、性格、相性など)に基づいて、そのユーザーがどのカテゴリーに属するかを判定する手法です。近年では、「繭気属性(けんきぞくせい)」や「五行(ごぎょう)」といった、スピリチュアルな要素を取り入れた気軽に試せる診断テストが注目を集めています。
スピ活においては、ユーザーが「自分はどんな運気をもっているのか」「どんな開運アクションが合っているのか」などを知りたいというニーズに応える形で活用されます。
実際、cocoloniの調査で「占いで知りたいこと」の1位は「自分自身のこと」で70.5%でした。占いやスピ活に、自己理解や”自分ごと”としての気づきを求める人が多いことがわかります。

属性診断(繭気属性・五行)は、この「自分はどんなタイプなのか」というニーズにそのまま応えるコンテンツです。
加えて、よく見る占いの1位は星座占いで72.0%。このような誕生日さえわかれば誰でも参加できる手軽さも、診断コンテンツが幅広い層に受け入れられる理由といえます。

診断テストの具体的な例を挙げたうえで、それがどのようにスピ活と結びつき、読者の購買意欲を高めるのかをより具体的に示すことで、記事の価値を高めます。
まず、ターゲット層の属性や願望を詳細に分析し、それらに合致する属性(地・水・火・風・空)やパワースポットを提示する診断コンテンツを設計しましょう。
例えば、「あなたの『繭気属性』は○○!推しとの相性も抜群なパワースポットへお出かけしよう」といった訴求で、ユーザーの興味を引きつけます。「五行」診断では、自身のもつ五行バランスから、どのような開運アクションが最適か、あるいは推しとの関係性にどのような影響があるのかなどを導き出し、よりパーソナルな体験を提供します。
診断結果に基づいた最適なアイテムのレコメンドや、限定コラボ商品の案内へと誘導すると、購買意欲を高めることが可能です。例えば、診断結果で「火」の属性が強いと出た方には、情熱を燃やすためのパワーストーンや、ライブでさらに盛り上がるための応援グッズなどを提案するといった形です。
神社・パワースポットとのコラボ企画を実現するポイントは、以下のとおりです。
これらを丁寧に進めると、より効果的なコラボ企画が目指せます。
ユーザーが自身の「推し」に重ね合わせやすい、パーソナルな診断コンテンツを提供することがポイントです。例えば、推しの誕生日や記念日に合わせた特別診断、推しとの相性を占う診断などをSNSで展開し、シェアを促すことで、UGCを創出し、自然な口コミによる拡散を狙います。
また、診断結果をきっかけに、関連するスピ活グッズやイベント情報へスムーズに誘導する導線を設計することで、エンゲージメントとコンバージョンを最大化します。
スピ活マーケティングは、単なるブームに乗るのではなく、ターゲット層の心理に深く寄り添うことが成功のカギとなります。特に、スピリチュアルな要素を扱う際は、誤解を招く表現や過度な煽りを避け、誠実な姿勢で向き合うことが重要です。
スピリチュアルな事象を扱う性質上、科学的根拠の不明確さや、金銭を過度に要求するような表現は、ユーザーからの信頼を失墜させ、炎上リスクを高めます。
個人の信仰や価値観を尊重し、あくまで「支援」や「きっかけ作り」というスタンスを明確にすることが重要です。
また、倫理的な配慮を欠いた企画は、ブランドイメージを著しく損なう可能性があるため、細心の注意を払う必要があります。
常に最新のトレンドやテクノロジー動向を注視し、革新的なアプローチを取り入れると、競合との差別化を図り、持続的な成長を目指すことが可能です。既存の枠にとらわれない斬新なアイデアの創出が不可欠です。
例えば、メタバース空間でのバーチャル神社参拝や、AR技術を活用した御利益体験など、テクノロジーを駆使した新しいスピ活体験の提供は、若年層の関心を引きつけ、他社との差別化につながるでしょう。
また、インフルエンサーとの協業や、ファンコミュニティとの共創なども、効果的なアプローチとなります。
スピ活市場は、今後も拡大が見込まれます。個々のニーズに合わせたパーソナライズされた体験提供が重要となり、AIを活用した診断コンテンツや、メタバース空間での新たな参拝体験などが、さらなるエンゲージメントと市場活性化のカギです。
実際、cocoloniの調査ではAI(ChatGPTなど)で占いをした経験が20代では過半数(男性56.4%・女性53.4%)に達しており、若年層を中心に占いのデジタル化・AI化が急速に進んでいます。

企業は、こうした進化するトレンドを捉え、共感を呼ぶマーケティング施策を展開すると、推し活層との強固な関係構築と持続的な売上成長の実現が期待できます。
スピ活・開運アクションは、推し活層を中心に「行動」と「消費」を動かすマーケットへと成長しています。占い後に「ラッキーアイテムを取り入れた」人が51.4%、「買い物をした」人が20.9%いたように、半数超が開運アクションを実践していました。
また、占いを見る目的の1位は「行動のヒントを得るため(48.7%)」であり、実用的な判断材料として使われていることがわかります。「占いで知りたいこと」1位は「自分自身のこと(70.5%)」で、属性診断など”自分ごと化”できるコンテンツと好相性といえるでしょう。
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占い業界No.1のザッパラスグループである株式会社cocoloni(ココロニ)では、500社以上の導入実績と300種類以上のAPI、そして約200件のコンテンツ制作実績で培ったノウハウを活かし、スピ活マーケティングに最適な診断コンテンツをご提案いたします。
cocoloniが選ばれる理由
| 強み | 詳細 |
|---|---|
| スピ活トレンドを熟知した企画力 | 当選祈願・開運・相性診断など、推し活層に響くスピ活コンテンツの企画実績が豊富 |
| プロの占い師による原稿執筆 | 占い師監修のリアリティある診断結果で、ユーザーの「シェアしたくなる」体験を設計 |
| API連携で運用負荷ゼロ | 毎日更新の運勢コンテンツも手間なく実現。推し活層が求める「今日の運勢」系にも対応 |
| 商品・サービスとの連携実績多数 | 「ラッキーカラー」「ラッキーアイテム」を活用したコスメ・アパレル・グッズ連携の実績あり |
| SNS拡散を前提とした設計 | 診断結果のシェア導線やハッシュタグ設計など、UGC創出を意識した企画が可能 |
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